ハルラ山山頂から

TransJejuの 56km に参加してきました。ザ・長文。

レース概要についてはこちら。

コースプロファイル(56km)

ルート

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高低図

高低図を見る限りでは,獲得高度 2500m で Hallasan (漢拏山/ハルラ山 – 韓国の最高峰)を越えてしまえばあとはほぼフラット。こりゃ楽勝ダネ!って思いますよね。しかしそれが罠なのです。ハルラ山は山頂から麓まで硬い火山岩で覆われていて、路面も非常に荒れています。これが足にすごく来る。僕ぐらいのボリュームゾーンランナーだと、ハルラ山の登りと下りで足を使い切ってしまい、後半はアップダウンは少ないもののやはり路面が荒れたところが多く、終わった足ではかなり苦労することになります。僕は最後までずーっとポールを使っていたけど、それでも足が死んだ。ハルラ山で足を温存できれば…と思うけど、たぶんそれは難しいんじゃないだろうか。

前々日

前々日は Formosa Trail 参加者による顔合わせ会もあったのですが、そちらは謝りつつお断りして個人的な壮行会?へ。激励品兼誕生日プレゼントとしてミニオンのネクタイをいただきました。あまりレースと関係ないけれど、ブログに書けと言われたので書きました…。

レース前日

レース前日にチェジュ島入り。今回は大韓航空で。久々のフルサービスキャリア。フライト2時間でまさか機内食が出るとは思わなかったけど、なかなか美味しかった。CASSっていうビールも美味しい。CA さんも K-POP アイドルみたいな方がおりました w

昼過ぎにチェジュに到着。去年の56km優勝者の長田豪史くんと合流してプチ観光。ちなみに長田くんとは去年の MSIG ランタオ(香港)で知り合い、その後自分は彼の講習会に参加したりしておりました。

その後、済州大学校(Jeju National University)のアラキャンパスに移動して受付。この場所がスタート・ゴールでもあるのですが、チェジュ市内から少し離れたところにあるので、移動が少々面倒です。しかもチャーターバスはレース当日のみで前日は無く、自分達でタクシーで行くしかありません。前日でもバスは用意して欲しい…。

日が落ちるとかなり寒いこの時期のチェジュ。なので受付後のブリーフィングはパスして、他の参加者と共に夕食へ。チェジュに詳しい Kim さんの案内でかなり迫力のある海鮮鍋を頂きました。

レース当日

朝6時スタート

朝4時に起きて(早起きキツい…)、5時発のチャーターバスで会場へ。ちなみにこのスタート・ゴール会場にはトイレがすごく少ない。スタート30分前ぐらいからお腹がグルグルなってかなり焦りましたが、スタート10分前にたまたま Kim さんに会って「あの校舎にあるトイレが空いてるよ」と教えてもらいスタート3分前までトイレに籠もってました 。ホントこれはマジで助かった。ありがとうKimさん!次回の TransJejuに出る人はスタート時のトイレ対策はしておいた方がいいです!これホント大事!

スタート時はまだ暗かったですが、トレイルに入る頃には日が上ってきます。

ハルラ山の登り

序盤のハルラ山の登りは長い長い。1500mアップなんだけど、いつまでたっても山頂に着きません。よくよく考えたら富士山五合目から山頂までの標高差と同じなのでそりゃ長いですね。

やっと山頂。この日は快晴!素晴らしい景色が待っていました。

みんな山頂で一休み

しかし、山頂はかなり寒い!日陰にある木段などは凍結しておりました。なので僕はさっさと下ります。冒頭でも書きましたが下りは路面が荒れている上に、観光客がかなり多い。なので思うようなスピードは出せません。しかも気温が低いからと思って油断していたらハルラ山を下ったところにあるCPに付く前に水切れしてしまった。気温が低くてもジャケットを着込んでいるとそれなりに汗をかきますね。個人的には気温が低くて快晴の場合は WindStopper のジャケットがオススメです。

ハルラ山を下った後は厳しい時間の始まりでした。ハルラ山の登り下りで足を使い切ってしまい、しかも僕の場合は膝の痛みも出てきて走れるところで走れない。我慢しつつポールに頼りながら進みます。

コース中、一番ビックリしたのがこの土管。長田くんによるとこの土管の上にある道路を渡るのが危ないから、といった理由だそうですが…。わたしゃこの土管の中で足が攣りかけて焦りましたよ。

これより以降のことはもう本当にキツくてあまり写真も撮ってません。大クラッシュして顔からトレイルに突っ込んだり、涸れ沢の大石を乗り越えるのに苦労したり(膝の可動域が狭くなっているので…)。ほぼ歩いていたので全然距離も進まないし。

…で、ヒーヒー言いながら11時間かけてやっと残り5kmまで来た。これは朝も見た景色だ~!やっと帰ってきたよ~!!

最後のロードも膝の痛みで走れず、ほぼ歩きながらのゴールとなりました。正直膝の痛みが強く、達成感的なものはあまり感じられず。でもゴールにはなんと111kmのトップ、セバスチャン (Sébastien Chaigneau / The North Face France) がおりました。YouTubeの GetReadyFor は良く見てました!56kmと111kmはスタート時間は同じなので、僕の2倍以上の速さで走っていたということですね。せっかくなので写真をお願いしてしまいました。

僕の公式タイムは 11:45:24 。順位は 209位/464人 でした。膝の状態(と体重)を考えたら充分な結果かな、と。

チャーターバスのことはすっかり忘れて、フラフラとしながらなんとかタクシーを拾ってホテルへ。

そして長田くんと焼き肉で打ち上げーーー!もうこれだけを考えてゴールを目指してました。絶対今日は美味いもん食べるんだと!!!ちょっとお高め(それでも2人で1万しない)の焼肉屋だったんですが、肉は美味しいしスタッフもいい感じで満足満足!

しかし何故だかレース後の寝付きはよくありませんでした…。脳や身体の緊張状態が解けてないからか。レースあるあるですね。

翌日

翌日は長田くんとセレモニー会場へ…ってセバスチャンもいるやーーん!長田くんがオーガナイザーに一緒に会場まで行ってくれと頼まれたとか。タクシーの中でセバスチャンと拙い英語でお喋り。なんかセバスチャンの人生、めっちゃ楽しそうだよ!!ちなみにセバスチャンと僕は同じ年でした。

セレモニー前に111kmのラストランナーがゴール。30時間ずっと動き続けていた彼らはスゴい。

今回、長田くんは3位。彼はディフェンディングチャンピオンですからね。2年連続入賞はスゴい!

帰路に付く前にまた焼肉(豚)

 

まとめ

トレイルランレースに出ると想像の倍ぐらいキツかった、ってのが多いんですが、今回はコースプロファイルから読み取れない要素がありすぎて想像の3倍ぐらいキツかったです。

スケジュール的にも2泊3日でキツキツだった今回の遠征。観光が殆ど出来なかったので、3泊4日でよかったかな~とも思いました。もしくは、トレッキング目的でまたチェジュ島行きたいなぁ、とも思いました。島の周囲にはロングトレイルもあるそうです(トレイルは済州の方言でオルレと呼ぶらしい)。日本から飛行機で2時間の距離にこんなに美しくて楽しくて美味しい島があるんだから、行かなきゃソンソン!だと思います。

最後に(膝の話)

故障を抱えたままレースに参加しても微妙に楽しめませんね。ゴールしたとしても続くであろう痛みを感じると、レース中でもなんだか悲しくなってしまいます。帰国後、整形外科の先生のお話を聞いたら、MRIの結果を見ないとはっきりしたことは言えないけど、恐らく手術自体は1泊2日で済み、術後2ヶ月程度でスポーツ復帰が出来る見込み、ということでした。これ以上は精神的にも厳しいので、膝を手術する方向で検討を始めました。

12月の台湾(Formosa Trail )はショートレンジの種目に変更、その後ぐらいに手術をして2月の 9 Dragons は DNS 。来年5月~6月あたりのショートレースで復帰を目指したいと考えています。